育児は各家庭の自己責任で行うもので、支援を求めず家庭内でやりきるのが当然だと考える社会の風潮の中で、周囲の協力や理解が得られないママ(パパ)にとって育児負担はとても大きなものです。しかも、そうしたママが二人以上の子供をお世話する多胎育児では単胎育児よりもさらに負担が大きくなり、目の前の子供たちの世話だけで一日が終わり、孤独感や悩みを抱えて社会から孤立しているママもたくさんいます。一人でも多くこうしたママに寄り添うため、NPO法人つなげるは、ホッと安心できる場の提供と多胎支援の輪を広げる活動をしています。
またNPO法人つなげるでは、今目の前で困っているママたちを支援するだけでなく、先輩ママや行政、企業など様々な方々に支援の輪に加わっていただき、多胎ママが「支援を得て自分らしく育児できる」社会を実現したいと考えています。多胎家庭同士をつなげる、子育てに余裕ができてきた多胎ママにこれからのママをサポートしてもらう、行政・政治に働きかけ多胎育児支援制度の導入を実現する、民間企業とのコラボレーションで多胎ママの負担を軽減する商品・サービスを開発する、といった活動を通じ、「多胎ママが健康で自立できる、多胎育児支援のエコシステム(共存共栄する仕組み)を実現する」ことが、NPO法人つなげるの目標です。
しかし、こうした目標に向かう道のりはまだまだ始まったばかりであり、その実現のために必要な資源はまだまだ限られています。『双子・多胎児の誕生が当たり前に喜ばれる社会』の実現のためには皆さまからのご支援が必要です。こうした理念に共感していただける方々からの、あたたかい応援をお待ちしております。